カリフォルニアのある町の都市条例では、新しい家にソーラーパネルの設置を必要とします。
PHOTO BY ADOBE STOCK/TL6781.
翻訳:堀水 理佳代
南カリフォルニアのある小さな町では、再生可能エネルギーのための新しい基準を設定しています。ランカスター市は最近、すべての新しい家にソーラーパネルを設置することを建設業者に要求する、ゼロ・ネット・エネルギーホーム条例(ZNE)を通過しました。地域全域で、豊富な太陽光からエネルギーを利用することにより、ランカスター市は世界初の、ネットゼロ都市の一つになることを期待しています。
この規則では、1平方フィートにつき、2ワットの太陽光発電をすることを、ランカスター市の新しい家に要求します。家庭のエネルギー消費量は、実際には家庭によって違いますが、この基本的な設定値は、この地域全体のエネルギー使用量をカバーすると予想されます。このプログラムに参加しないと決めた住宅所有者は、自宅の平方フィート当たり1.40ドルに相当する緩和手数料を支払う必要があります。ZNE条例は、環境に与える影響をネットゼロに近づけるように、環境に優しい住居を作ることを目標としています。
一方、実行可能性調査は、この条例の全体的な影響をまだ表していません、しかし、他の都市もまもなく追従するでしょう。 カリフォルニア州は住宅建設業者にも同様の要求をし始める予定ですが、2020年までは施行されません。
ランカスターの住宅所有者にとって、この条例の利益は大きいです。ソーラーパネルのコストは家の価格に足されるため、住宅ローンはわずかにしか上がらず、購入者は、ソーラーパネルのコスト節約の利益を、すぐに得られるからです。グリーンエネルギーを、これまで以上に簡単に選択できることになります。
たのしい暮らしをつくる
マザーアースニューズ
By Lydia Noyes
August/September 2017
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