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ネバダ州では害虫予防はそれほど問題ではなかったです。私たちの最大の危険はクロゴケグモ。不注意により、痛みを伴う咬傷に見舞われて、抗毒素を施すこともありました。暗い隅やキャビネットの下など、私たちが頻繁に掃除をしないところならどこでも、クモが忍び込んでいました。

クロゴケグモは私のビニールハウスにも出没し、ストローベイル菜園の間にも住み着きました。家に住み着いた場合は、家族やペットを守るために追い払いました。しかし庭では、手を置く場所に気をつける程度でした。特にハエの季節には、私のクモたちみんなに名前をつけて、働いてもらっていました。庭の害虫には、ヘリカメムシ、ヨーロッパクギヌキハサミムシ、トマトスズメガなどがいました。土が良いということはダンゴムシがいるということで、メロンやキュウリを地面に寝かせておくと食べてくれました(プロからのアドバイス:果物の下に紙皿を敷くか、オーガンザの袋の中で育てると害虫を防げる)。これらの害虫はすべて有機栽培で簡単に対処でき、用心していれば大した被害はなかったです。

 ペットの害虫は、木が生い茂った場所や水のある場所の近くに住んでいるかどうかにもよりますが、蚊やダニが時々いました(私は15年間一度も蚊に刺されたことがない)。ノミにとっては空気が乾燥しすぎていました。また、西ナイル・ウイルスやQ熱には注意しなければならなかったのですが、ダニや蚊が媒介する他の病気はこの地域では流行しなかったです。鶏痘やヤギの牛疫を心配する必要もなかったです。私の住む砂漠地帯では、農業が盛んなおかげでハエが最悪の媒介者だったので、ヤギがピンクアイ(伝染性角結膜炎)になったときのために薬を常備しておきました。カリフォルニアで購入した家畜でない限り、駆虫の必要はなかったです。

 その後、カンザスに引っ越しました。

 犬たちはフィラリア予防のための薬を服用しています。犬が裏庭に横たわっていたところから見つけた数匹のダニをすでに取り除きました。私はツツガムシで初めてのかゆみをもう経験済みです。あらゆる種類の害虫や害獣が私の庭にいます。その正体についてはまだ勉強中です。ただ、驚きなのは、ウサギが含まれていないこと。ネバダ州では栄養価の高い野生のエサが少なかったため、庭に柵をしないと野生動物が皆、庭をビュッフェとみなし、一夜にしてなくなってしまうこともありました。ここカンザスでは、シカもウサギも十分なエサがあるので、私の野菜には手をつけません。

 自然な害虫予防は重要ですが、何が必要で何が効果的かは、住んでいる場所によって明らかに異なります。今号のマザーアースニューズで「ペットのための安全で効果的なノミ・マダニ駆除(26ページ参照)」を書いているハーブの第一人者、ジェニファー・ヴァンベンシューテン(Jennifer VanBenschoten)からのアドバイス(場所を問わないもの)を喜んで紹介しますね。彼女はまた、どの製品がペットに有毒かについても重要なアドバイスをしてくれます。私は愛犬のためにニームと珪藻土の粉末を混ぜて、悲惨な目に遭わせる寄生虫からの防御を強化するつもり。ニームはネバダ州の害虫によく効いたので、カンザス州で使えると楽観視しています。

 家畜に寄生する害虫、ペットの害虫、庭に侵入する害虫、あるいは家族にとって危険な害虫など、害虫の予防について何かヒントや家庭療法があれば教えてください。MAmes@MotherEarthNews.com までご連絡いただければ、お勧めの方法を試して他の読者と共有したいと思います。

 あなたの害虫が管理しやすいものでありますように。

―  マリッサ・エイムズ(Marissa Ames)

翻訳校正:沓名 輝政 

  

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