塩やハーブを使うなら、ファーマーチーズのカードが濃いオートミールに似通ってきたら、混ぜ入れる。Photo by Flickr/Brian Boucheron
このマイルドでクリーミーでいろいろな料理に使えるチーズは、手近にあると便利です。作るのが簡単だけでなく、いろいろな料理に使えるので、私は一番気に入っています。バターミルクが入っているため少し独特の風味がありますが、そのため、クリームチーズとリコッタチーズの中間のような感じに仕上がります。すぐに固まる様子がドラマチックなので、子供や食事に招いたお客様に固まっていく過程をお見せすると喜ばれるでしょう(見物の方々のために倍の分量で作るといいかもしれませんね)。チーズを作る工程は全体で約30分ですが、特にストレスもなく楽しめます。
私は庭で育てた野菜にファーマーズチーズをディップして食べるのが好きですが、ファーマーチーズは焼いても良し、朝食のペーストリーに塗って食べるも良しです。またチーズを丸太のような形に整えて、ドライハーブで覆うと、素敵で美味しいパーティー用の手土産になります。
材料:
• 超高温殺菌されていない成分無調整牛乳960ml
• 発酵バターミルク240ml
• レモンの絞り汁大さじ2
• フレーク塩小さじ1/4、好みに合わせて分量は微調整する
• ハーブ、好みで(用意できれば)
説明:
用意するもの
中くらいの大きさの水切りボール、あるいは網目のこし器
目の細かいチーズクロス
ホエイを溜めておくための大きめの耐熱ボール(用意できれば)
2ℓ程度の深鍋
調理用温度計
大きめのミキシングスプーン
クッキングシート
作り方
1. 乾いた、あるいは濡れたチーズクロスを水切りボールかこし器に敷く。ホエイを料理用に取りおく場合は、こし器を受け皿用のボールの上に置く。ホエイがいらなければ、清潔なシンクの中にクロスを敷いたこし器を置く。
2. 深鍋に牛乳を注ぐ。中火で牛乳が80度になるまで温める。
3. 火元近くで、牛乳の表面に膜ができないように数分おきにかき混ぜながら、温度を注意深く監視する。かき混ぜるとき、鍋底に牛乳がくっつく感じがしたら、火を弱める。
4. 牛乳が80度になったら、バターミルクとレモン汁を加えて、よく混ぜる。牛乳が固まり始める。
5. バターミルクとレモン汁が完全に混ざったら、鍋をコンロからおろす。5分間は動かさないようにする。
6. 5分経つと、カードとホエイがはっきり分離してくるのが分かる。カードのテクスチャーを確認しながら、数秒ほどカードをやさしくかき混ぜてから、クロスを敷いたこし器にカードとホエイを注ぐ。
7. カードが大きめのオートミールのようになるまで、水切りをする。ほんの1~2分間で水切りは完了する。好みで、塩やハーブを入れてかき混ぜる。
8. クッキングシートを敷いた皿にチーズを詰め込んで、成形する。
9. チーズを詰めた皿を食卓用の皿の上にひっくり返して、クッキングシートを剥がし取る。これでファーマーズチーズのできあがり。
初心者のためのチーズ作りの基本でチーズ作りの旅を始めるヒントを見つけよう。
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Simple Farmers Cheese Recipe
By Claudia Lucero
From "One-Hour Cheese"
April/May 2018
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