ハチドリを家に迎え入れる:専門家に聞く

マザーアースニューズ 自然 自給 DIY

裏庭にかわいいハチドリを呼び寄せたいです。どうしたらいいのでしょうか?

 

 

 300種以上いるハチドリのうち、北米に生息するのはほんの一握りで、有名なノドアカハチドリ[学名:Archilochus colubris]は繁殖期になるとメキシコ湾を渡って北上します。アンナハチドリ[学名:Calypte anna]やアレンハチドリ[学名:Selasphorus sasin]など、1年中アメリカに滞在するハチドリもいます。この美しい鳥たちが見られる地域にお住まいの方は、自家製の蜜や巣材など、小さなスペースでも彼らに役立つさまざまなものを用意して、今年も家に迎え入れることができます。ここでは、ハチドリの楽園を作る方法と、さらに改良する方法をご紹介します。

 

 ハチドリは、昆虫を主食とし、蜜をエネルギー源としています。小さなクモの巣を残しておくと、ハチドリがクモを食べるだけでなく、巣作りのメスが新しい巣を作るときや古い巣を改修するときに、クモの糸を集めて巣を結合することができます。また、ハチドリのために、果物の皮を入れたメッシュバッグを屋外に吊るして、昆虫を誘引する人もいます。

 

 人工の蜜を与えることもハチドリを助ける方法の一つですが、餌台を出すのが本当に重要な責務です。開発が進み、ハチドリの生息地が失われた地域では、ハチドリが自然の蜜源を見つけることが難しくなる可能性があります。自家製の蜜を入れた餌台なら、狭いベランダでも設置可能です。鳥の健康を守るために、蜜は頻繁に交換し、餌台はよく掃除しておきましょう。赤い色素は鳥の健康を害する可能性があります。また、赤い色素不使用をうたった市販の混合飼料には、鳥にとって不要な防腐剤が含まれていることがあります。1対4の割合(砂糖1に対して水4)で、砂糖が溶けるまで混ぜて、自分で蜜を作りましょう。砂糖は、純粋なグラニュー糖(きび砂糖)が一般的ですが、てんさい糖も安全に使用できます。新しい餌箱を選ぶときは、分解して掃除しやすいものを選びましょう。

 

 忙しい毎日で、蜜を混ぜたり、餌箱をスッキリ清潔に保ったりする時間がない場合は(暑い時期には毎日)、ハチドリに適した原種の花を植えることをおすすめします。植木鉢を吊るすのも、狭いスペースで自然の蜜源を確保する方法のひとつです。ネットで簡単に検索したり、地元の園芸センターやガーデニングクラブに問い合わせたりすると、自分の地域に適した植物を見つられるかもしれません。大型店で見かける美しい植物は、人間にとって魅力的なように栽培・交配されたもので、ハチドリにとっては十分な蜜源にならない可能性があるからです。また、双眼鏡を持って外に出て、ハチドリが自ら訪れる野生の花を観察することも、長年にわたって私が学んだ良い方法です。

 

 その他にも、巣材やとまり木、水浴びができるような浅い水場などを設置することもできます。スペースがあれば、メスが巣を作れるようにフワフワした繊維質の植物を植えたり、巣材ステーションを餌箱の近くに吊るして、メスが自然の素材を取れるようにすることもできます。ハチドリの「ブランコ」もとまり木として餌箱の近くに設置するか、よく枝分かれした枝を直立させて、ハチドリのために用意しましょう。小さな噴水に水を張っておくと(特にポンプで上部に軽く水を押し上げたり、霧をつくったりするもの)、鳥が水浴びしている間、涼しく過ごせますし、見ているだけでも楽しいですよ。

 

 この小鳥を見かけない地域にお住まいの方は、小鳥の生息地の保護や回復に取り組んでいる団体への寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

 

― ファラ・バーネット(Fala Burnette)

 

翻訳校正:沓名 輝政 

 

 

 

あなたの群れに小さな鶏が必要な理由

 

私は裏庭で大きな鶏を飼うのに慣れていますが、小さな鶏を加えるのは適切でしょうか?

 

 

 

 初心者が裏庭で鶏を飼う場合、ロードアイランドレッド、サセックス、プリマスロックといった中型から大型の丈夫な産卵鶏を勧められることが多いようです。我が家も長年養鶏をしてきて、体格が良いが穏やかなブラフマーや可憐なシルキーなど様々な品種を飼ってきましたが、皆さんと同じように私も大型の品種に偏っていました。しかし、昨年の春、友人から思いがけず卵をもらってふ化させたのをきっかけに、小さな雑種鶏を数羽飼うことにしました。

 

 私たちのミニ鶏はちょうど産み始めたところで(日が一番短い時期にもかかわらず!)、私はこの鶏がとても気に入っています。今、私は、すべての裏庭の群れの飼育者、特に都会人は、小さな鶏を飼うことを考えるべきだと思います。その理由は以下の通りです。

 

 

 

小型の鶏種を飼育するメリット

 

 スペース。鶏を放し飼いにするスペースが無限にあるなら、それは素晴らしいことです。しかし、街中に住んでいて、鶏小屋と小さな運動場を設けるためのわずかなスペースしかない場合、小さな鳥を飼えば、スペースが狭くなることはありません。

 

 卵。小さな卵は、レシピを半分にするとき、例えば3個ではなく11/2個の卵が必要なとき、あるいはパンに塗る卵が少し必要なときに、非常に便利です。また、小さな卵は風味がよく、白身に対して黄身の比率が高いことが多いです。

 

 餌。小さな鶏は食べる量が少ないです。もしあなたの鶏が市販の飼料に頼っているのなら、これは大きな特典です。ブラフマーやロードアイランドレッドは、一袋の飼料をあっという間に食べ尽くしてしまうので、驚かされることがよくあります。また、小さい鶏はゴミの量も少ないので、小屋の維持管理も楽になります。

 

 楽しみ。小さな鶏は素晴らしいペットになります。子供でも簡単に扱えるので、この辺りではミニ鶏を膝の上に乗せた子供をよく見かけます。

 

 暑さに強い。私は、小型で軽量な品種の方が、大型の鳥よりも暑さに強いと見ています。暑い地方に住んでいる我が家では、暑い日にはブラフマーに霧吹きで暑さをしのがせていましたが、小型の鶏はそれをものともせず、のんびりと過ごしています。。。

 

  

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