「Herbal Recipes for Vibrant Health（活力のある体作りためのハーブのレシピ）」は、乾燥肌の保湿から、風邪の症状の緩和、安眠など、ありとあらゆる症状に効果があり、家庭で実践できるナチュラルな175の治療法を紹介している。作者のRosemary Glastarは、ハーブを育成し、症状に合ったハーブを選び、服用量の決めるといった、全ての手順を読み手に伝授している。

以下は、Rosemary Gladstarの著書「Herbal Recipes for Vibrant Health, Storey Publishing, 2008（活力のある体作りのためのハーブのレシピ）」からの引用。自分の体をいたわり、敬意を持って接することにより、より自然で健康的な生活をおくるための方法が記されたこのすばらしい教本の中には、安全で効果的、かつ簡単に準備することができ、長い年月をかけてその効果が証明されたハーブの治療法が紹介されている。ハーブの教師としてその名を知られ、現代のハーバリストムーブメントの影の推進者であるGladstarは、お茶、トニック、オイル、軟膏、チンキなど、数多くの病気の治療や人生の各段階における健康増進のための、ナチュラルな療法を紹介している。これは、付録２の「ハーブで薬を作る技術」からの引用。

ハーブを薬用として使う方法として私が一番好きなのは、いつでもハーブティー。ただお茶を淹れて飲むという行為が、あなたを癒しのプロセスに誘う。また、ハーブティーを飲むことにより、あなたの体に眠っている自然治癒力を呼び起こすことができるのではないかと考えている。薬用のお茶は、チンキやその他濃度の高いハーブを使った治療法ほど効果は強くないが、不安定な状態が慢性的で長期的である場合には、最も効果的な薬になる。

ハーブティーを作るのは芸術的なことだが、同時に、非常に簡単。もしあなたがこれまでの人生で一度も料理をしたことがないとしても、大丈夫。間違いなくちゃんとした薬用のお茶を作ることができる。必要なものは、しっかりとしたふたの付いた約１リットルのティーポットと、選んだハーブと、沸騰した水だけ。

ハーブティーは、ホット、室温、アイスなどで飲むことができる。ハーブティーをフレッシュなフルーツや花と一緒に凍らせて、祝祭日に香りを楽しむパンチに使うこともできる。フルーツジュースやフローズンジュースと混ぜて、子供のために炭酸飲料として飲んでもおいしい。

ハーブティーを淹れた後は、冷蔵庫に保存する必要がある。室温状態で数時間放置していると、味が薄まり、小さな泡が出始めて酸化する。冷蔵庫に入れておけば、ハブティーは3~4日間はおいしい状態を保つ。

私はカップ一杯分の薬用のお茶を作るよう指導することはほとんどない。それはあまり役に立たず、時間の無駄。それよりも、毎朝もしくは仕事の後に、１リットルのお茶を淹れる。ハーブと水の割合は、使用するハーブの品質や、フレッシュハーブであるか、ドライハーブであるかの違い（ドライであれば、レシピにあるフレッシュハーブの量の2倍使っう）、またできあがったお茶の濃さはどれくらいが良いのかによって変わる。私は通常、カップ一杯の水にテーブルスプーン1~3杯のハーブを使うか、１リットルの水にテーブルスプーン4~8杯のハーブを使う。分量はハーブによって変わる。

薬用のお茶の効能を高めるためには、一日の中で、少量を何回かに分けて飲む必要がある。症状が慢性的な場合は、毎日3~4回は飲む。風邪、発熱、頭痛などの突発的な症状の場合は、症状がおさまるまで30分ごとに少しずつ飲む。

How to Make Herbal Teas, Herbal Infusions and Herbal Tinctures

February 9, 2012
http://www.motherearthnews.com/natural- ... 2zhir.aspx
By Rosemary Gladstar

つづき