老朽化したソーラーパネルは交換すべきか？

ある人から、20年前のソーラーパネルはもう効率が悪いので交換する必要があると言われました。これは本当ですか？

ゲイリー・T.

　私の祖父がよく言っていたように、「壊れていないなら直すな！」です。どのソーラーパネルも、その種類（単結晶、多結晶、薄膜の3種類が主なものです）によって発電量が異なります。メーカーのウェブサイトにある「製品サポート」から特定のソーラーパネルを探し、保証規定があればダウンロードします。そして、性能保証または電力制限保証の条項を見つけます(性能保証と製品欠陥保証を混同しないでください） 。ほとんどの会社は、25年か30年の性能保証付きのソーラーパネルを提供しています。単晶パネルや多結晶パネルは、最初の1年（「慣らし運転期間」と呼ばれる）で性能が大幅に低下し、その後徐々に低下していきます。ほとんどの薄膜モジュールは、初年度の大幅な性能低下はありませんが、歴史的にセル効率がかなり低い低ワット数のモジュールとなっています。

　保証書には、指定された期間終了時にパネルがどの程度の性能を発揮すべきかが記載されています。私が見てきたほとんどのソーラーパネルでは、性能保証はパネルが期間中、定格容量の80％以上で発電することを保証しています。ソーラーパネルが50年以上も使用可能なレベルで発電しているという話も聞いたことがあります。問題は、ソーラーパネルの大規模な製造はかなり最近の活動であるため、どれくらい長持ちするのかを正確に観察するのに十分な稼働履歴がないことです。多くの太陽光発電メーカーが廃業しており、パネル保証は印刷された紙ほどの価値もありません。

　ソーラーパネルの故障の原因としては、パネルが磨耗することよりも、雹によるひび割れやシールの不良によってソーラーセル層に水分が侵入することのほうが多いです。ですから、パネルが動かなくなるか、保証請求する時までパネルを保管してください。古いパネルを交換するための比較対象を見つけるのは難しいかもしれません。その間に、より大きな電力が欲しければ、すでにある太陽電池アレイを補完するためにもう1つ太陽電池アレイを追加してください。。。

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