エルダーベリーは健康的で風味豊かな果物で、食料庫にも薬箱にも欠かせない。
文:ジェニー・アンダーウッド(Jenny Underwood)
翻訳校正:沓名 輝政
エルダーベリー。エルダーベリーを賞賛する人もいれば、使用を控える人もいる。しかし、エルダーベリーは抗酸化物質、ミネラル、ビタミンを豊富に含み、薬箱や食料庫においしく加えることができる。
エルダーベリーは何千年もの間、ネイティブ・アメリカンによって使用されてきた。実を生で食べるのは危険だが、調理すれば食べられる。冷凍したり乾燥させたり、ゼリーやジュース、シロップにすることもできる。
ベリーを集めよう!
野生のエルダーベリーを採集することもできるし、自分で栽培することもできる。私たちの地域では、夏の終わりに野生の房を切り取って何十ガロンもの実を収穫するほど、エルダーベリーは繁殖力が旺盛だ。
実を収穫する最も簡単な方法は、切り取った房を大きなビニール袋に入れて冷凍することだ。その後、大きなボウルやバケツの上で房を優しく叩き、実を叩き落とす。また、指で優しく梳き落とすこともできるが、紫色のシミがつくので備えが必要!
茎や葉、青い実を取り除き、できるだけゴミを取り除く。収穫したベリーは、加工したり、乾燥させたり、冷凍したりすることができる。冷凍するには、きれいに洗ったベリーをフリーザーバッグか容器に入れるだけ。ラベルを貼って冷凍で1年間保存できる。
乾燥させるには、パーチメントペーパーにのせて、57℃のフードドライヤーかオーブンで十分に乾燥させる。硬くて水分が残っていないことを、つまんで確認する。袋かガラスびんに入れて保存する。水分がないか断続的にチェックする。水分がある場合は、バクテリアの危険性があるため廃棄する。
ジュースにする
エルダーベリーをゼリーやシロップ、ジュースにするには、いくつかの方法がある。最も簡単なのは、スチームジューサーか電気圧力鍋を使う方法だ。
電気圧力鍋を使う場合は、1クォート(0.95L)のベリーを1カップの水に入れ、10分間圧力鍋で煮る。自然に減圧する。その後、ピューレにする。ピューレをチーズクロスかメッシュの袋で漉し、まだ小さな種が残っている場合は2回漉す。
ベリーをコンロで軽く茹でることもできる(水1カップに対してベリー1クォート)。柔らかくなるまで煮る。蓋をして1時間置く。必要に応じてピューレ状にし、濾す。
スチーム・ジューサーを使う場合は、中にベリーを入れ、底に水を入れ、30分間処理する。
その後、湯煎方式でジュースをびん詰めにする。出来上がり量:4パイント(1.89L)。
- ジュース・・・8カップ
- 砂糖または蜂蜜(お好みで)
- レモン汁・・・大さじ4、またはクエン酸・・・小さじ1
1️⃣ エルダーベリーのジュースはとても酸っぱい!ジュースを沸騰させ、お好みで砂糖か蜂蜜を加える。
2️⃣ びんをよく洗い、蓋とリングを煮沸消毒する。
3️⃣ 底にラックを置き、数クォートのお湯を注いで、湯煎用の鍋を準備する。びんを清潔に保つため、鍋の中に大さじ2杯の白酢を入れる。
4️⃣ 各びんにレモン汁大さじ1、またはクエン酸小さじ1/4を入れる。
5️⃣ それぞれのびんに、上端から0.5cm強まで熱いジュースを入れる。
6️⃣ 酢で湿らせた布でびんの縁を拭き、熱い蓋とリングをはめて、指で締める。
7️⃣ びん詰め鍋にびんを入れ、びんが5~7.5cm隠れるまで水を加える。
8️⃣ 10分間沸騰させる。
9️⃣ コンロを止め、5分間放置する。びんを取り出し、タオルの上に置いて16~24時間置く。
🔟 ラベルを貼り、保存する。
ジュースを冷凍する場合は、フリーザーバッグか容器に入れ、ラベルを貼って冷凍する。
果汁1カップに対してメープルシロップまたは蜂蜜1カップでシロップを作ることもできる。約1時間(沸騰させないこと)、半分の濃さになるまで静かに煮詰める。その後、冷蔵、冷凍保存するか、ジュースの作り方に従ってびん詰めにする。。。
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