DIYのキッズラウンジチェア

マザーアースニューズ DIY

この簡素で小さなチェアをおチビさんのために作ろう。

文:スパイク・カールソン (Spike Carlsen)

翻訳:原川ヨウイチ

 

この制作例はあらゆる点で「リトル (little) 」です。子ども (little people) 向けですし、ほんの少しの木材 (little lumber) で、少しの時間 (little time) で出来ます。あなたに少し経験 (little experience) があるようなら、壮大な「リトル (little) 制作作業」となります。椅子の部材は 3 種類の木材から切り出し、ほんの数種類の工具がいるだけです。

 私は耐候性の優れているヒマヤラスギを使いましたが、防腐処理木材でもよいですし、室内使用なら松でも大丈夫です。さあ、短い袖 (little sleeves) を袖まくりして始めましょう。

 

材料、工具

  • 2 × 6 [ 長さ 8 フィート (2,430mm)] ・・・ 1
  • 2 × 4 [ 長さ 8 フィート (2,430mm)] ・・・1
  • 5/4 × 6 デッキ材 [ 長さ 8 フィート (2,430mm)] ・・・2
  • 屋外用ねじ(13mm × 50mm 長の 500g 詰め)
  • 耐水ボンド
  • クランプ
  • ルーター(13mm ボーズ面ビット)
  • テーブルソーまたは丸鋸(ストレートガイド付き)
  • 鉛筆
  • ドリル
  • 屋外用塗料クリア色(必要な方のみ)

 

寸法表

  • 椅子足 (A) [ 2 × 4 材、長さ 42 インチ (1,067mm)45度角度切り分短い)]・・・2
  • 椅子足 (B) [ 2 × 6 材、長さ 16-3/4 インチ (425mm)45度角度切り分短い)]・・・2
  • 後部座面 (C) [ 2 × 6 材、長さ 16 インチ (406mm)] ・・・1
  • 前部座面 (D) [ 2 × 6 材、長さ 19 インチ (482mm)] ・・・1
  • 背もたれ (E) [ 厚さ 5/4 インチ (13mm)、幅 2-5/8 インチ (66mm)、長さ 19 インチ (482mm)] ・・・7
  • 背もたれ上部 (F) [ 厚さ 5/4 インチ (31mm)、幅 5-1/2 インチ (140mm)、長さ 19 インチ (482mm)] ・・・1
  • フットレスト (G) [ 厚さ 5/4 インチ (31mm)、幅 2-5/8 インチ (66mm)、長さ 19 インチ (482mm)] ・・・1

 

組み立て方

  1. 次ページの寸法どおり 2 × 4 材の長い方の部材 (A) 2 本、 2 × 6 材の短い方の部材 (B) 2 本をカットする。椅子の接地面になる部分を一直線にし、後ろになる脚を前になる脚の内側にして、後脚と前脚の後端どうしを合わせます(次ページの図)。(2 × 6 材の先端部分は 2 × 4 材からはみ出る形になります。)注意:2 つの部材はお互いに鏡写しになっています。椅子の右側だけ、もしくは左側だけ作ってしまったということになりたくないですよね!部材は耐水ボンドと屋外用ねじでしっかりと固定しましょう。
  2. 脚の部分を直立させておくためクランプを使いましょう。そして座面の部品 (CD) を差し込みます。後部座面 (C) は前脚の間に取り付けます。前部座面 (D) は前脚の外側の縁よりはみ出ます。組み立て前に前部座面の角は面取りしましょう。
  3. 背もたれ (E) は幅140 mm 材を半割したものです。指定のサイズにカットし、ストレートガイド付きのテーブルソーか丸鋸を使って真ん中から半分にします。その後 13 mm ボーズ面ビットで面取りします。スペーサーとして鉛筆を使い 1/4 インチ (6.4 mm) の隙間を開けて板を止めていきます。板が割れるのを防ぐため下穴を開けましょう。背もたれをねじ止めする前に支えとなる 2 ×4 材をすべて並べましょう。そしてアーチ状になった一番上の背もたれ (F) が上の図の位置にくるように隙間を調整しましょう。
  4. 端が割れないよう下穴を開けたうえでフットレスト (G) を取り付けます。
  5. ヒマヤラスギの鮮やかな色を保つため屋外用オイルフィニッシュ(クリア)を塗ります。

 

スパイク・カールソン (Spike Carlsen) は、大工の達人で、30年以上にわたり木工の世界にどっぷりと浸かっている。本稿の彼の著書「Building Unique and Useful Kids ‘Furniture」にある。

 

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