家庭で必要なだけ発電できるかどうか考えていますか?ここでは、あなたの敷地の日のあたる場所[*]を評価するためのアドバイスを紹介。*place in the sun:好立地という慣用句
文:ジョン・ムーア(John Moore)
翻訳校正:沓名 輝政
自宅や敷地に必要なソーラーパネルの枚数を計算できるとしているサイトもありますが、太陽光発電システムの導入は、それほど簡単ではありません。ウェブサイトが勧める機器を購入する前に、まず自分の住んでいる場所が太陽光発電を設置できるかどうかを判断し、家庭の電気使用量のデータを収集し、信頼できる認定施工業者を見つける必要があります。
私たち夫婦はテキサス州東部の田舎に住んでいますが、風や雷雨で簡単に電気が止まってしまいます。大規模な気象現象が発生すると、この地域の送電網は何日もダウンしてしまいます。2014年に太陽光発電システムの導入を決めたとき、私たちは発電機やケーブルを引回すのはもう無理な年齢になっていました。
エネルギー価格の高騰は、多くの人が電気を自分で作ることを考える理由です(28ページの「州別の平均電気料金」をご参照)。また、私たちのように停電に備えたい人もいます。どのような理由で自家発電を導入するにしても、自分のニーズや目標、予算に合った適切な設計のシステムを選ぶようにしましょう。太陽光発電システムは重要な投資であり、何十年も使えるものでなければなりません。
プロに頼む
パネルの価格設定を始める前に、住宅と土地の評価を行い、あなたの場所が太陽光発電にどの程度適しているかを見出してください。人を雇うにしても、自分でシステムを設置するにしても、GoogleのProject Sunroof(sunroof.WithGoogle.com)などの無料オンラインサイトを利用すれば、自宅や敷地を俯瞰して見ることができます。ソーラーパネルを設置できるスペースを把握するために、ご自宅の敷地を上空から観察してください。太陽へのアクセスが最も良い南向きに、遮るもののない十分なスペースがあるかどうかを判断してください。
信頼できる設置業者が提供する最新のソフトウェアを使えば、必要なパネルの枚数、最も電力を生み出すための設置場所、エネルギー生産を最大化するために敷地内で取るべき行動などをほぼ完璧に把握することができます。自分で計算することもできますが、太陽光発電の設置に特化したソフトウェアにはかないません。専門家のアドバイスは高価ですが、専門家にお金を払って情報を得る価値があることがよくわかりました。私たちは、適切なパネルや機器を購入し、計算が正確であることを確認するために、誰かに依頼したことを喜ばしく思っています。
地元に密着し、経験豊富なソーラー請負業者を探します。私たち夫婦は、太陽光発電の専門家として認定された人を探していました。利用したのは、全米の太陽光発電設置業者ネットワークである北米公認エネルギー実務者委員会(North American Board of Certified Energy Practitioners)のホームページ www.NABCEP.org にある専門家の連絡先リストです。設置チームに少なくとも1人は認定者を置くことをお勧めします。
私たちは、地元の太陽光発電設置業者2社に問合せました。そのうちの1社は、3つのパッケージを販売し、そこから顧客が小、中、大のいずれかのシステムを選択できるようになっていました。その会社は、私たちの家を訪問することもなく、私たちの使用状況を評価することもありませんでした。私たちが2番目の施工業者を選んだのは、彼が私たちと会い、私たちの家と土地のすべてを評価してくれたからです。彼は10年の経験を持ち、自分の仕事を保証し、質問、修理、アップグレードに対応してくれました。事前評価では、1年分の電気使用量を調べ、南天からの日射量を計算し、希望する発電量を確保するために木を取り除く必要があるかどうかを提案しました。
機能的な事実と数値
施工業者の推奨を信頼する場合でも、自分自身で下調べをする必要があります。まず、自分の電気使用量を把握することから始めましょう。1年間の合計請求電力量(kWh)を12で割って、1ヶ月の平均使用量を算出するとよいでしょう。
パネルに接続し、太陽光発電システムを運用する機器は、オングリッド(系統連系:電力会社が管理する電力網と連携する)、オングリッドでバッテリーバックアップ、オングリッドでバッテリーと発電機、または完全に。。。
* 和訳全文は1年おきに発行される和訳電子版のバックナンバーでお楽しみください
コメントをお書きください