田舎の伝承 2023年4/5月

マザーアースニューズ 自然 自給 DIY 社会 コミュニティ アメリカ

読者の知恵:自家製ボディ製品、ベリー類から鳥を遠ざける、自然なダニやアリ対策、毛糸やシャワーカーテンを庭でリサイクル、豆を育てて日陰に、ニラの花の酢漬け、ワイナリーの薄板でフェンス、ビーボート作りなど。

シンプルな自家製ボディケア

 

家庭でできる手芸というと、自立した生活に拠るものというよりも、ステキな趣味と考える人もいますが、それは文脈によります。シンプルに物事を進めると、必ずお金を節約できます。

 私は、古くなったオイルで素晴らしい手作り石鹸を作りましたし、無駄になったパラフィンの絞りかすでキャンドルを作りました。古いセーターをほどき、その糸を使って新しいものを作ったこともあります。お金がかかる趣味をする余裕はないので、手持ちのもので工夫しています。

 伝統的な技術に熟達することは、一種の安全保障資金でもあるのです。今日はお店で買えばいいけれど、明日は自分で作ればいいと思うかもしれません。

 まずは、ナチュラルなボディケア製品作りから始めてみてはいかがでしょうか。個人で使うのはもちろん、かわいい瓶に詰めておもてなしのプレゼントにも最適です。ホームビジネスとして利益を生む可能性もあります。しかも、市販のものよりもずっと健康的です!

 ここでは、私のお気に入りのボディケア用簡単レシピをいくつかご紹介します。

 

超シンプルなソルトスクラブ

海塩・・・1カップ

アーモンド、ココナッツ、またはグレープシードオイル・・・1/2カップ 

エッセンシャルオイル・・・数滴(お好みで)

 すべての材料を混ぜ合わせ、ガラス瓶に入れ、シャワーで優しく角質除去や保湿のために使用します。

 

ココナッツシュガースクラブ

ココナッツオイル・・・1/2カップ

砂糖・・・1/2カップ

レモンの皮、バニラ、または砕いたドライハーブ・・・少々(お好みで)

 すべての材料を混ぜ合わせ、ガラス瓶に入れ、シャワーで使用します。

 

オートミールハニーフェイシャルスクラブ

細かく砕いたオートミール・・・1/2カップ

はちみつ(できれば生)・・・1/4カップ

オリーブオイル、アーモンドオイル、ココナッツオイルのいずれか・・・1/4カップ

 すべての材料を混ぜ合わせる。使用するには、肌に優しくすり込み、2~3分置いてから洗い流す。

アンナ・トゥイット

イスラエルのアフラ

 

鹿を寄せ付けない庭

 

 2020年春に退職した後、私は熱心に庭の準備をしました。1エーカー近い敷地に、私は数種類のカボチャや瓢箪を含むさまざまな野菜を植えました。

 ところが、近くに20頭ほどの鹿が住んでいて、案の定、すべての植物を根こそぎ食べてしまいました。最初の衝動では殺してしまおうと思いましたが、そんなにたくさんは食べられない。心配しないでください。この話は、鹿に致命傷を与えるものではありません。その代わり、私は鹿よけの柵を作ることを選びました。約20年かけて、私の牛舎の近くにあるエリアが生い茂るようになりました。私が取り除いた柵用の枝の大きさは、直径2.5〜20cm、長さ430cmにも及びます。

 チェーンソーと空気式釘打ち機を使って、高さ3m、長さ56mに揃えた枝の柵を作りました(上の写真)。柵の支持用の資材、支柱と釘を節約するために、1つ目の納屋の裏面、2つ目の納屋の側面、3つ目の納屋の裏面を使用しました。現金の出費は、釘代27.50ドルだけです。それ以外の材料や道具は、すでに納屋に保管されていたり、近くに生えていたりするものばかりです。

 柵の内側には、10個の上げ床と直径3mの円形の植え床、腰掛けるエリア、そして1.5×3.6mのデッキを作りました。

 鹿に庭木を食べられたのは2年ぶりです。

ジョン・マクロックリン 

ジョージア州ステイサム

 

 

それは鳥のためのカーテン

 

 ブルーベリーやラズベリーの実がなり始めたら、私より先に鳥が食べるのを防ぐために、古い薄手のカーテンで覆っています。この方法だと、日光と水分が潅木に届きます。実が熟し始めたら、すぐにカバーをかけます。

ドナ・スナイダー

ケンタッキー州ブルームフィールド

 

日陰に座る

 

 我が家の奥にあるサンルームは、夏の日差しのせいでかなり暑いです。ブラインドを閉めれば解決しますが、光と景色を遮るのは嫌なものです。この問題を解決するために、南向きの窓から60cmほど離れたところに、この四角いパーゴラ(上の写真)を作り、安定するようにサンルームの屋根に取り付けました。毎年、オーガニックの麻ひもをさまざまなパターンで編み、その根元にベニバナインゲンを植えています。

 春先には、窓から差し込む太陽熱を楽しむことができます。成長した豆が紐を登っていくにつれ、部屋が日陰になり、ずっと涼しくなります。さらに、ミツバチやハチドリが豆苗の花を愛でるというおまけつきです。窓から離れたパーゴラは、どちらからでも豆を摘み取ることができるようになっています。

 シーズン終了後は、豆苗が巻きついたままの紐をただ切り落として、すべてコンポスト容器に捨てています。

ジェーン・オンスポー 

オハイオ州メンター

。。

 

* 今号の記事全文は5月までのご注文でご利用いただけます。こちらからどうぞ

* 今号の和訳抜粋サンプルはこちらからどうぞ

* 和訳全文は1年おきに発行される和訳電子版のバックナンバーでお楽しみください