お決まりのものだけを育てるのはやめよう。風味、活力 、病害耐性の高い、専門家おすすめの最高品種で、今シーズンのトマト区画に磨きをかけよう。
風味が一流のものやお勧めの病害抵抗性トマトいくつかも含めて、今年は新たにトマト品種をいくつか見出そう。
翻訳：沓名 輝政
大きめのスライス用から時期の短いチェリーまで、この記事で選んだ中から新しいお気に入りのトマト品種を見つけられるだろう。病害抵抗性が必要であれ、完璧なスタッフィングトマトを求めるのであれ、あなたの望みを網羅してある。
今年の菜園用にトマト品種を選ぶ時、「変化は良い」というマントラを思い起こそう。手を広げるのはとても楽しく、あなたにとって新しい品種が手に負えないトマトの疾患や慢性的な問題を解決すると、実にやりがいのあることだろう。
マザーアースニューズの読者のほとんどは、風味、食感、色で選ばれた自然受粉(OP)トマトの品種を好む。これらにいくらか含まれるのは在来種で、この用語には様々な定義があるが、一般的には、少なくとも50年自然受粉したものを指す。また、自然受粉品種では、菜園家が毎年自分の種子を保存することができる。一方、交配種は、疾患を起こしやすい気候で壊滅を防止するのに最良のトマト品種と言えるかもしれない。
あなたの好みや状況に最良なトマトを選ぶのに役立つように、弊誌がいくつか選んだのは、古典的で、代表的な品種。これは、幅広いカテゴリーの中から、トマトアンケートによる読者からのフィードバックに基づいて選択した。そして、食用の品質と耐病性に基づいて、自然受粉と交配種の両方の中でトップ品種を提示している。 （ key for disease-resistance codesをご参照。）これらのトマトのいくつかは、あなたの「必ず育てる野菜リスト」の一番に上がること間違いなし！
最良なトマト品種（大型のSlicerタイプ）
ほとんどの菜園家は、完璧な、丸いスライス用トマトが詰まったバスケットを運ぶ時、純粋に喜びを感じている。本当に完璧なトマトは、色、形、大きさが様々。明るい赤が最も人気のある色だが、赤、ピンク、紫の色調の品種は、あなたの組合わせに追加する価値のあるユニークな味だ。
Red Slicer が大きなサブグループとなっている品種は、店舗にある丸くて、紛らわしくも赤いトマトのように見える果肉を持ち、上級な味わいだ。ビーフステーキ（大きくて厚い果肉のジューシーなトマトの一般的呼び名）が多くこのグループに見られる。
定番：このカテゴリを定義し、種子カタログやガーデンセンターに多数ある（「セレブ」、「ベターボーイ）」、「ビーフマスター」、「ビッグビーフ」を含む）品種には、モンサント所有のSeminisが作った交配種もある。だから、種子産業のモンサント社の牙城を懸念しているなら、避けて選んだら良いだろう。
放任受粉の特選：果実は大ぶりではないかもしれないが、1934年のヴィンテージ「ラトガース」（V：半身萎凋病耐性、F1：萎凋病レース1耐性）は育ちが良い植物で昔ながらの味。それから、ウィスコンシン州のバイオダイナミック農法の農家で活動家のルース・ジニカー(Ruth Zinniker)が育種した「Ruth’s Perfect」またはケンタッキー州のアーミッシュの在来種「スーパーチョイス」も検討しよう。すべてが、豊かで昔ながらの味が詰まったジューシーなスライス用トマトで、多収量だ。
交配種の特選：「ジェットスター」（V、F1）は1969年に登場し、ストレスの多い季節でも、均一、割れなし、極上な風味のトマトがたくさん成る。輪紋病および疫病への先進の耐性が「Defiant」（V、F1&F2：萎凋病レース1および2耐性、EB：輪紋病耐性、LB：疫病耐性）と「Iron Lady」（V、F1&F2、EB、LB）にあり、後者はまた、セプトリア斑点（輪紋病と混同されることも）、真菌性疾患に耐性がある。これらおよび他の胴枯れ病耐性品種で最高の結果を得るために、他のトマトとは別の畝や揚床で育てる。
ピンク色のスライス用は、なんとも極上な風味を誇る。古典的な赤色から少し軸足をずらしたいなら、これはトマトの目覚めへの良い入り口となる。
定番：「ブランディワイン」ひずみは様々で、Sudduthひずみが最も愛されているのは、あらゆる面で上質な本格的風味。フルーティーでほのかに甘く、香ばしい煙の雰囲気がある。鈴なりの果実は大きなものから巨大なものまで様々。
放任受粉の特選：ドイツジョンソンは「ブランディワイン」がより洗練されたようなもので、あまりゴツゴツしておらず、サイズがより均一な果実が成る。その他の良い味のピンクビーフステーキには、「Ferris Wheel」（1894年に登場）やその親品種の現代版と思われる「Pink Ponderosa」などがある。
交配種の特選：「Brandy Boy」（V、F、N：ネコブセンチュウ耐性）および「Pink Brandymaster」（V、F）は特に次のような菜園家向け育種された。その区画が土壌伝染性疾患に対する強い耐性を必要とし、「ブランディワイン」の独特の味わが欲しいという菜園家だ。広い株間で慎重に世話をすると、この大きなポテトリーフは非常に生産的且つ、「ブランディワイン」よりも病気になりなくい。
紫色のスライス用は、華やな分だけ美味しい。味は赤いものよりも芳醇だとよく謳われている。この美しいビーフステーキは、深い赤褐色の色相に熟すと、明るい色の品種よりもビタミンAと抗酸化物質が豊富であることが多い。テーブルの上で見事に映える、このグルメトマトは、サラダやサンドイッチの質を高める。トマトは加熱調理すると、紫の色目が落ちることに注意。
定番：不規則な形状や大きさにもかかわらず、「チェロキーパープル」は栽培者の評判を集めている。テネシー州出身の、このピンクから紫色の在来種の幸せなやつは、へたの周りが緑色で深みのある複雑な風味を持つ大きくて鈴なりのトマトができる。植物の研究者たちが言うところでは、へた周りが緑のまま熟したトマトは、太陽光を糖に変換するのに優れていて、素晴らしい味になる。この品種は、夏が高温多湿ならば、最高の状態。
放任受粉の特選：風味豊かとは言えないまでも、「ブラッククリム」は、「チェロキーパープル」よりも形状が均一で、かなり病気の圧力に立ち向かい、完璧でない気候で良く育つ傾向がある。 「ポール・ロブソン」は、より新鮮な見た目で、紫がかった皮の下に、ピンクではなく、赤橙色の果肉があるので生き生きとした味がする。インドのストライプのように収量が多く、これらは、四季なり、85日のトマト。「インドのストライプ」はよりコンパクトで、「チェロキーパープル」よりもやや小さな果実が成るが、果実は同様な緑色にのストライプ入りだ。
交配種の特選：トマトにバーティシリウム耐性やフザリウム耐性が求められる土壌では、「Marnero 」（V、F、TMV）なら成熟したトマトの収穫がほぼ保証されている。果実は 「チェロキーパープル」よりも均一なのだが、少しひだがあり、底がピンク紫で、上は緑がかっている。
ベストチェリーとサラダトマト
小さなフルーツチェリートマト栽培が簡単で、通常は厳しい条件でも収量が多い。最高な味の品種は、頑丈なサポートを必要とする大きくて堅牢な株に成長する。
定番：交配種の「Supersweet 100」（V、F）は植え付け後65日ほどで垂れ下がる鮮やかな赤い果実が成り始める。フルーティーで人気の「Sungold」（V、F、TMV）は、数日遅れて、美味しい、橙黄色の丸い実をつける。
放任受粉の特選：明るい赤い「Peacevine」は放任受粉で高い栄養価の詰まった甘い味だ。高いビタミンCに加えて、「Peacevine」は体を静めるのに役立つと考えられるアミノ酸が高レベルで含まれている。 「ブラックチェリー」はロシア起源で、小さな黒紫の甘い果実が成り、トマト専門家エイミー・ゴールドマンは「石なしのplumstone果実」。「Dr. Carolyn」は、豊かな甘い黄色のチェリートマトで、有名なトマト育種家のキャロリン・J.・Male博士が開発して名付た。この植物は活発で生産的。
交配種の特選：「Mountain Magic」（V、F1&F2、EB、LB）は、大きな、赤いチェリー実るまでに時間がかかるが、疫病や輪紋病への耐性があり、おかげで霜の時期まで実が成るよう維持でき、雨の年でもそうだ。
最上のトマト
ソースのビン詰め、さいの目切りトマト用の最高の品種は、厚い果肉で果汁が少なくいため、余分な水分を流すのに長い調理時間を必要としない。また、完熟すると、見事なサラダやサンドイッチトマトが成る。
定番： 私たちの読者調査では、どのタイプの最上トマトでも「ローマVF」が頼りだったが、もともとは1956年にフザリウム萎凋病への耐性を持つ「ローマ」として登場し、育種家がバーティシリウム萎凋病への耐性を加えることで、1963年にこの品種を改良した。 「ローマVF」は均一で肉質の果肉が確実にたくさん成る。
放任受粉の特選：菜園家の中には「Opalka」をとても好む人がいる。主要作物として育ち、多用途な品種であるからだ。ポーランドからのfamily在来種である、この品種は、唐辛子形の果実がつるでも冷涼な保存室でも良くもち、植物は、カテゴリでは多収量になる。まばらで細いつるが通風を良くしていて、葉がすぐに乾くので、湿った環境で広がる病害を阻止するのに役立つ。
交配種の特選：2010年にノースカロライナ州立大学によって公表された「Plum Regal」（V、F1&F2、TSW、EB、LB）は、しっかりしていて、多収量のpasteトマトで、疫病とトマト黄化えそウイルス（夏が温暖な気候でますますます一般的になっている病気）への耐性を備えている。
最上の早生トマトの品種
早生トマトは涼しい気候でよく育ち、若い苗で咲き始める。病気の影響が深刻になる前に実をつけるため、病害耐性はそれほど重要ではない。超早生の交配種には、思い出に残る味のものがわずかなため、このカテゴリでは、涼しい気候でよく育つ放任受粉品種にこだわるように。
定番：耐寒性があり簡単に育つポテトリーフの「Stupice」は、60日未満で、味わいのあるテニスボールサイズの房が成る。夏の間中、日増しに確実に増える良い収量が得られる。
放任受粉の特選：「Moskvich」は、わずか60日で最初の熟した果実ができる耐寒性のロシアの在来種。半有限花序の小ぶりな「Earliana」は、植え付け70日後に、たくさん密集して実を付ける。また、他の超早生の品種よりも大きな実が成る「Prairie Fire」も検討しよう。
このカラフルなトマトの品種を試そう
どんな菜園でも、少なくとも1つは楽しみのためだけに育てているトマトがあるはずで、その場合、ユニークな色が望ましい特質リストの最上位を飾ることだろう。このワイルドカードカテゴリーで、あなたのリストに載せる最上品種の一つは「グリーンゼブラ」で、完熟するとバターのような黄色の下地ができる緑のストライプの果実が成る。ワシントン州エベレットの育種家トム・ワーグナー(Tom Wagner)は、彼の父と初期型を共有すると、彼の父は答えた「面白い論文でおまえを見たいね。」 現在、約30年後、多くの菜園家が自身のトマト区画の宝石として検討している。 「グリーンゼブラ」も、本当に生命力が高く、多くの場合悪天候の年にも良い作物が採れる。
黄色のトマトの中で、「Manyel」は、ピリッと柑橘系の味のために評価され、約75日で黄色の「月」のような房が成る。その最大の弱点は割れやすいこと。よつて雨が降りそうになる前に、完熟とほぼ熟した果実を全て収穫する。「‘Mr. Stripey」は、耐病性に定評のある在来種で、甘く黄色の果実が成り、ピンクと赤のストライプに斑点を身にまとう。ゆっくり成熟する黄色の果実「パイナップル」は、さらに大きくて、赤とオレンジの渦巻きだ。「ドイツのストライプ」は、黄色とピンクのストライプで、中身は美い大理石模様。「Aunt Ruby’s German Green」は、ほのかに辛さのある巨大な甘い果実を誇っている。身がつまってしっかりとしたオレンジ色のトマトなら、ミシガン州で育種された、サンドイッチサイズの果実をつける果物を負担した「ケロッグの朝食Kellogg’s Breakfast」を試そう。小ぶりな果実「ゴールデンジュビリーGolden Jubilee」の収量のほうがむしろ高いかもしれない（どんな状況にもへこたれないほど信頼できる）。
スタッフィングトマト
肉詰めピーマンは好き？スタッフィングトマトを育ててみよう。そう、チーズを詰めた自家栽培の質の良さを想像しよう。ピーマンに似た、スタッフィングトマトは、壁が厚く中空で比較的果汁が少ない。内部が空だと香ばしい食材を詰めたトマト料理が簡単に用意できる。 「Costoluto Genovese」（やや酸っぱい味で赤いイタリアの良い品種）、または「Ruffled Yellow」（調理性に優れ、平坦で、波形のトマト）を試そう。
トマト選びのアプリ
おしゃれに、楽しく、さらに病気に強い品種を見つけ、他の望みのトマトの特性を探すには、Tomato Chooser appを試そう。このアプリで約333のトマト品種を探し出し、学ぶことができる。あなたもトマトの専門栽培農家がどの品種の味に最高の評価を与えているか見つけることができる。
育苗しよう！
種苗検索を使用して、ここで述べた品種のいずれかを探そう。それから、上手に室内でトマトの育苗をする方法を学ぼう。
Best Tomato Varieties to Grow This Year
February/March 2016
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