グレートピレニーズ【大型犬の一種】の様な牧羊犬は、快適で穏やかに群れを保ちながら、羊やほかの家畜を守ってくれる。2歳のグレートピレニーズのサムは、群れと家族、両方と仲良し。
私たちは、約130頭の羊を飼っている。10年の間、小さく、弱い子羊がコヨーテに襲われることは仕方がないと思っていたし、コヨーテは最初にここにいて、そこで暮らす権利もあると考えていた。しかし、約1年前、群れで狩りをし始め、私たちが阻止する間もなくフェンスの下に大きな穴を掘って、情け容赦のないペースで子羊を狙った。(その春、群れの4割を失った。)
コヨーテを撃つことに興味はなかった。そして、友人に勧められたオオカミの尿を所有地に塗布したが効き目がなかった。防御の次の布陣は、牧羊犬。2才で、80キロで名前がサムというグレートピレニーズを家に連れてきた。まず衝撃だったのは、羊へのサムの身のこなしだった。私たちは、絶えず動き続け、私たちが群れを動かして欲しいだろうと常に思っているボーダーコリーに慣れていていた。一方サムは、ゆっくり歩いて、羊と目をあわせず、穏やかにこつこつと働き、神経質な群れを楽にするためにできることを何でもした。
サムを家に連れてきた最初の夜、コヨーテはフェンス沿いの掘りの外に現れた。サムが対峙。およそ2時間、にらみあい、コヨーテは、フェンスのその区画をしっかりとパトロールしていたサムを威嚇しようと試みた。サムは、猛烈に吠えて、コヨーテの侵入を阻止した。コヨーテは、次の何夜も挑戦したが、ついに彼らの試みはおさまった。2ヵ月以内に、犬のパトロールを2匹に拡大することに決めたほど私たちは完全に魅了されていた。サムのために訓練する生後8週間のグレートピレニーズの子犬を見つけた。彼にサウルという名前をつけ、その日から彼らは、はなれられない仲間になった。5か月後、さらに子羊が生まれた。群れは番犬のそばて゜様子も行動も変わった。目にみえて羊はよりリラックスしていて、牧場でより多くの時間を広がって過ごし、防御のために塊にまとまる時間が減った。雌羊は、子羊をもっとたくさん走らせて遊ばさせたかったのに、以前彼女らは、絶えずそばに子羊を呼び戻していた。明らかに、現在群れは、番犬が働いていると群れ自体が比較的安全であることに気づいている。
もっと昔からこの方法を利用していたらよかった。あなたがもし、良いフェンスを持っていて、評判の良いブリーダーを見つけているのなら、牧羊犬を絶対におすすめしたい。サムとサウルの冒険をもっと知りたければ、Livestock Guardian Dogs Protect a Kansas Flockを読もう。
キャロリン・ウェルチ
カンザス州ローレンス
翻訳:田村 香
愉しい暮らしの工夫の宝庫
マザーアースニューズ
Protect Sheep with a Livestock Guardian Dog
By Carolyn Welch
October/November 2015
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