フェンネルのアニス風味は、コトコト煮ると消えてしまう。歯ごたえが柔らかくなり、アンティチョークの芯を煮込んだ時の土っぽさになる。シャロットと一緒に調理する事で辛みが加わり、サンブーカ(アニス味のリキュール)でつけたレーズンで、リコリス風味が少し戻り、いくらか甘みが加わる。4人前。
材料:
• フェンネル(8.5cm幅)・・・4
• オリーブオイル・・・大さじ3
• チキンスープ・・・1カップ
• ドライベルモットか白ワイン・・・1/2カップ
• ニンニク(潰すかおろす)・・・2かけ
• 塩少々
• ベイリーフ・・・3
• レーズン・・・1/4カップ
• サンブーカ・・・大さじ3
• シャロット(根の部分を切り落とす)・・・小12
• 挽きたての黒胡椒
作り方:
1. オーブンを180度に熱しておく。フェンネルの根と茎を切り落とし、縦に半分に切る。オーブンで使える浅いキャセロールを中火のコンロにかけ、フェンネルの丸い側を下にしてオリーブオイルで焼き色をつける。中心に火が通ったらひっくり返し、よく注意して、焦がさない。およそ10分間。
2. ひっくり返して、平らな側もまんべんなく焼き色をつける。約10分ほど。
3. チキンスープを小鍋に移し、塩加減を見る。ベルモットとニンニクを入れて煮る。フェンネルにこのスープをかけ、必要なら塩を少し加える。フェンネルのスライスにベイリーフを挟む。キャセロールに蓋をして、オーブンに30分入れる。
4. フェンネルをオーブンで焼いている間、レーズン、サンブーカ、大さじ2の水を混ぜる。これを弱火で2、3分間煮る。大さじ2の水分が残るくらいで火からおろし、そのまま汁につけておく。
レーズンがくっついて塊になってしまうようなら、水を少し入れてかき混ぜる。
5. シャロットを葉が分かれる所で切り、上(緑の葉)の部分を脇に置いておく。白い部分を約4cmの長さに切る。緑の部分は約5mmの長さに刻む。
6. フェンネルが柔らかくなったら、シャロットの白い部分を加え、蓋をまた閉めて、さらに10分間焼き、オーブンから出す。(シャロットが少し水分を出すので、もし水っぽくなりすぎたら小鍋に汁を取り出し、トロリとするまで減らして、キャセロールに戻す。)レーズンを入れ、均等に混ぜる。
7. キャセロールの上で胡椒を惜しみなく挽いて、刻んだシャロットの上の部分大さじ2をちらす。残りは他に使えるよう取っておく。すぐに食卓に出す。
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Braised Fennel with Scallions Recipe
By Barbara Damrosch
June/July 2015
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