燻製器を手作りしよう。余り物のアップサイクルで、組み立て簡単アウトドア調理器。
植木鉢燻製器(翻訳:國屋 真由美)
1.材料を購入する。必要な材料はリストをご参照。いろいろな材料を組み合わせて作るので、サイズを測りながら順番に揃えていく。
・電熱器 肉を燻る時に高温を維持する必要があるため、1,000ワット以上のものを選ぶ。サイズは小さい方が良い。
・植木鉢 電熱器を入れて中でダイヤル操作をするのに十分な大きさがある、陶磁製の鉢を用意。
・火格子 ホームセンターやインターネットで購入できる。鉢の上から1/4程度の高さ で止まる直径のものを選ぶ。
・蓋 鉢の口がきちんと閉まるよう、十分な大きさの陶磁製の鉢か皿を使う。蓋は密閉でき大きい方の鉢に滑り落ちないものを。
・柄(ハンドル) 選んだ蓋に合う取付部品をしっかりと選ぶ。
2.穴を開ける。鉢の底に、電熱器のコンセントが通るように穴を開ける。石細工用かガラス・タイル用のドリルを使って穴を開けるか、既に空いている穴を広げる。穴を開けるときに壊してしまわないよう、砂を入れた袋の上に鉢を置いて作業する。
3.蓋に柄を取り付ける。アイボルト、ボルト、ワッシャ、ナット、長さ15センチの木か木製だぼを用意。蓋の底に柄を取り付けるための穴を開ける。
4.パーツを組んでみる。空気が循環するように、厚さ5センチのレンガかパティオブロック (patio block)の破片を鉢の中に入れて、その上に電熱器を置く。ウッドチップを入れるパイ皿を電熱器の上に置き、火格子を設置し、蓋をする。これで準備完了。3つのレンガかパティオブロックの上に鉢を置いて支える。火格子がグラグラしたり傾いたりする場合、鉢の内側にコーキングガンでシリコーンの突起を3つ作れば火格子が安定する。
5.燻製を作る。屋外の、雨風に当たらない、燃えない場所に燻製器を置く。手始めに私の場合は、約2.3キロの牛バラ肉を、推奨されている82℃の内部温度で4時間半かけて燻った。適度な温度(99~104℃)に調整するのに何度か練習が必要だろう。熱くなった部分を扱う際には手袋を使用し、子どもやペットが燻製器の周りに近づかないように気を付けよう。
材料リスト
・ 電熱器(1,000ワット以上)
・ 陶磁製の植木鉢(直径30~40センチ)
・ 蓋として用いる陶磁製の鉢か皿
・ 円形の火格子(植木鉢の内径に合ったもの)
・ 厚さ5センチのレンガかパティオブロックのかけら(5~7個)
・ 金属製のパイ皿
・ オーブン用温度計(104℃まで測れるもの)
・ アイボルト1個(10または12×150ミリ)、ワッシャ2個、ナット2個
・ ボルト1個(6×50ミリ)、ワッシャ1個、ナット1個
・ 柄(ハンドル)として用いる木製だぼ(長さ15センチ)
スパイク・カールスン (Spike Carlsen)はミネソタ州で楽しいことをし続ける大工であり、編集者であり、執筆者でもある。今回の作り方はカールスンの素晴らしいDIYの本「The Backyard Homestead Book of Building Projects」から紹介。
DIY Outdoor Cooker: How to Build a Clay-Pot Smoker
By Spike Carlsen
June/July 2015
コメントをお書きください