材料リストと手順を見て、熱容量が抜群で熱を溜めやすい植床が作れる。
土で固めた植床は、約70%の砂、30%の粘土、少量のセメントに水を含ませて混ぜ、外側から支えるような型に入れて圧縮加工したもの。枠を取り除くと、頑丈な土の壁になる。日中に効率よく熱を吸収し、夜に放出するところが素晴らしい。私の土を固めた植床の作り方では、地域にある材料を使うので、温度変化に強く、とても費用対効果が高い。
土で固めた植床には2つの枠を用いる。— 箱と内側の箱で、両者の壁の間に 3 1/2インチ9cm の隙間をつくり、この隙間を土の混合物で埋める。その後枠を取り除き、庭で固まるまでそのままにしておく。
材料
4x8フィート (122x244cm) 合板 3枚
60インチ(152cm) の管固定金具 4つ
2x4材(5x10cm) 12本
ポートランドセメント 1袋
堅木のくさび 12個
手動もしくは自動締固め機 1台
地域の砂と粘土を混ぜたもの
まず最初に、骨組み作りから始める。4x8フィート(122x244cm) の合板3枚全てを半分にし、2x8フィート(61x244cm)の板6枚にする。カットした2枚をセットして脇におく。残りの合板を次のようにカットする:2x4 フィート(61x122cm) 2枚、24x41インチ (61x104cm) 2枚、24x89インチ (61x226cm) 2枚。残った合板は今後のためにとっておく。
外側の大きい箱には、2x8フィート (61x244cm) のパネル2枚と2x4フィート (61x122cm) のパネル2枚を使い、管固定金具で繋げる。内側の枠には、24x41インチ (61x104cm) の板2枚と24x89インチ (61x226cm) の板2枚を使い、12本の2x4材で補強。2つの枠を組むと、地上に横たわる2つの大きな箱ができ、両者の壁間は9cmになる。
砂と粘土、8%のポートランドセメントとほんの少しの水を混ぜる。内外の枠の壁の間に塗り、8インチ(20cm) の厚みになったら、強く押し固める。この工程を繰り返し、枠の上面から3インチ(7.6cm) のところまで塗り重ねる。そうなったら、最後にコンクリートを塗り重ね一番上の層とする。翌日に、木の枠を外し土で固めた植床を土で満たし、上面はマルチで覆う。
アル・ニコルス
ブリティッシュ・コロンビア州ペンティクトン
Rammed Earth Garden Beds
By Al Nichols
June/July 2014
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