この4月にアースデーを祝うので、お気に入りの環境組織(人々の健康、野生生物、地球を保護する)をいくつか挙げて敬意を表したい。
350.org ( www.350.org )。 気候変動との戦いに専念する国際的なキャンペーン。350.org の名は、長期的な地球環境の健全性を維持するように気象学者が同意した大気中の二酸化炭素量の最大値(350ppm)から来ている。現在の値は、400ppm で、毎年の 2ppm の上昇。この組織は 180 の国々をまとめ、気候変動に革命を起こすべく励んでいる。
Cornucopia Institute ( www.Cornucopia.org )。 この確固たる非営利団体は、ウィスコンシン州コーニュコピアを本拠とし、持続可能な農業を支持し、いつも農業の大組織に、USDA【米国農務省】に対してさえも挑み ― 勝利している。Cornucopiaのホームページでは、有害な殺虫剤、遺伝子組換え食品などの最新アップデートが見られる。また、各食品会社の持続可能性を点数付けする「採点表」も付いている。
Earth Policy Institute ( www.Earth-Policy.org )。 この団体は、世界的に著名な環境活動家レスター・ブラウン( Lester Brown )が創設し、ワシントンD.C.が拠点。世界の問題に関するレポートを、相互に絡み合う環境や社会の難題を解決する方法を示す詳細なロードマップと共に作成している。同所の徹底したレポートは、気候、人口、農業、交通などに関するもので、明快で説得力がある。
Friends of the Earth ( www.FOE.org )。 キーストーンXLパイプライン計画の汚職を暴露することや、何千もの食料品店に遺伝子組換えサーモンを流通させないよう追求することなど、この非営利団体は、地域の変革を、国際的舞台で、議会で政治的にプッシュする協力な発言力を持つ。
Natural Resources Defense Council ( www.NRDC.org )。 NRDCは、法律、科学、140万人の会員と活動家の支援を用いて、野生の場を保護し、人々や野生生物のために安全で健全な環境を養っている。350人を越える弁護士のスタッフがいて、同会は、クリーンなエネルギーの未来を創り、絶滅危惧種を保護し、世界の海洋を復活させるために戦う最も有力な団体のひとつ。
Nature Conservancy ( www.Nature.org )。 1951年の設立以来、この世界的な保護団体は、1兆1千5百万エーカーを越える土地を開発から守ってきた。同団体は、保護目標を達成するために、土地所有者、コミュニティー、事業者と協調している。
Organic Seed Alliance ( www.SeedAlliance.org )。 合衆国のリーダー的オーガニック種子団体で、オーガニックな育種と種子生産の研究を実施し、農家を教育し、オーガニックな種子の枠組みを強化し保護するという国策を唱えている。
Pew Charitable Trusts ( www.PewEnvironment.org )。 Pew Charitable Trusts の下部組織である環境団体は、多くの逼迫した環境問題に関して国際的な政策立案者へ助言する世界的な組織。海洋、土地、エネルギーの3分野に分かれている。
Sierra Club ( www.SierraClub.org )。 Sierra Club は1892年に設立され、印象的な物語のある歴史を有し、合衆国の中でも最も古く、最も大きな草の根環境組織の内のひとつ。同組織のホームページは、フラッキングへの追求から炭素汚染への反対まで、あらゆる環境キャンペーンに参加する機会を得られるハブだ。
Union of Concerned Scientists ( www.UCSUSA.org )。 この40万人以上の市民と科学者の同盟は、科学的な解析(政治的な算式でも企業の誇大広告でも無い)を用い、政策、企業行動、消費者の選択の責任ある変更をプッシュしている。この非営利組織が勝利した例として、自動車の高燃費要件の確立への寄与、合衆国の多くの州への再生可能エネルギー標準の提出などがある。
― シェリー・ストーンブルック( Shelley Stonebrook )
10 Environmental Nonprofit Organizations That Are Changing the World
By Shelley Stonebrook
April/May 2014
コメントをお書きください