（もしかしたら）聞いたことの無い 素晴らしい場所2013

私たちの例年の「素晴らしい場所」シリーズは、コミュニティを機能させるものは何かということについての、今も続く一つの問いかけである。改善はひとつの過程であり、自分たちのコミュニティをより良くしようとしている人々の支えに私たちはなりたい。

  町の居住性の最も重要な構成要素は、コミュニティを創る行動に参加しようという意識をしっかりと持つ個々の人々である。彼らは問題を自らの手で解決する。産直市場を開拓し、リサイクルを企画し、学校園の世話をし、地元のビジネスを支援し、署名を集め、主張を語り、長い年月をかけて、地域に根付いた経済と共にさらに素晴らしい持続可能なコミュニティを打ち立てる。

  雑誌マザーアースニューズが1970年代に生まれた時、時代の空気は「大地に帰れ」一辺倒。武骨な個々人がてんでばらばらに荒野に各々の居場所を切り開くというイメージをまとった思想だった。今日では、コミュニティとは新しいパラダイム（視座）だ。数が多いことは強みであり、治安は協調的な行動、思慮深い譲り合い、展望の共有によって生み出されるという認識から浮かび上がってきた。私たちはそれを達成しようと努力している9つのコミュニティを喜んでここに紹介する。