Lester R. Brown【環境活動家レスター・ブラウン】のよく書かれた記事(「再生可能エネルギーのエキサイティングなニュース」2012年10月/11月号)には、風力発電の若干の不利な面(特にアメリカ東部の人口が多く、風の弱い地域に関して)がぬけている。
私は、車で30分圏内に200以上の産業用タービン(1.5と2.5MW)のあるニューヨーク州北部に住んでいる。物理学者として5年間、タービンの実績を調査してきた。稼働率(効率)は、20パーセント強だ。
ニューヨーク州北部のタービンの発電出力と収益から考えると、資本を回収するのに、現状30~35年かかる。つまり、採算が取れる前に、寿命が来る。
居住区から離れた強風地域であれば、産業用風力発電は確かに価値あるエネルギー資源だ。しかし、より信頼できるエネルギー源とのバランスをとられなければならない。それから、必要な総電力のごく一部だけしか、風力は発電してこなかったことを理解しなければならない。
Jack Sullivan
ニューヨーク州マローン
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