2012年の農的暮らし大賞:モダンな農的暮らしで良い生活をおくる(つづき)

CHARLYN ELLIS
CHARLYN ELLIS

ほどよいサイズで良い生活をおくる

合衆国の反対側で、2番目の農的暮らし大賞受賞者は、1エーカー【訳注:約4047平方メートル】の10分の1を、生産性があってエネルギー効率の高い暮らしに変えた。オレゴン州コルバリスの21番通りの都会の農的暮らしで、コミュニティーを基にした自給自足的生活をおくっている。Charlyn Ellis(教師)Mark Boyd(ソフトウェアエンジニア)は、二人とも家から離れた場所で働いている。彼らは自分たちの菜園の収穫にかなり頼っていて、新鮮な食物が4月から11月まで得られる。収穫物を乾燥させて、保存のきく冬カボチャ類やポテト(毎年100ポンド【訳注:45キログラム】)を育て、約70ハーフパイント【訳注:約19リットル】のローストトマトをビン詰めして、二人は1年中自家製作物を楽しんでいる。

 

Aフレーム型チキントラクター(マザーアースニューズの古い設計に基づく)を使って、Charlyn EllisMark Boydは鶏の群れを苗床から苗床へ移して、鶏にマルチをひっかいて、鋤いて、虫を食べ、土を肥やしてもらう。当然のごとく、二人は一年中、最高に美味な卵を楽しんでいる。一角には、蜂でいっぱいの蜂の巣があり、家族は蜂蜜を得ている。

 

CharlynMarkは、自家製作物の補足として、地域の農家からまとめて購入している。年一回の Corvallis Fill Your Pantry Market(コーバリス食料室満杯市場)で、地域産の小麦、オートミール、乾燥豆、アマの種、保存タマネギ、ニンジン、ビーツ、カボチャ類を購入している。このイベント(8年間開催されている)の少し前に、地域の農家が販売品リストを送付するので、地域住民は事前予約注文ができ、後で、冬の食糧室を埋める品を取りに行ける。Charlynは週一回Sunbow(オーガニック農園)でボランティアをしている。労働の対価として冬用のビン詰め用トマトや他の野菜を受け取っている。

 

二人の自給自足は、菜園からキッチンへ発展している。新鮮なチーズから、地域のミルクでできた自家製ヨーグルト、地域の小麦を挽いてパン作りまで、自家製料理は彼らの日を置くことで、感謝の気持ちになると、多くの指名者が言っている。Charlynにとって、「私たちの食物がもっと特別な物に感じられるの。それぞれ旬があるのが分かると。」

 

CharlynMarkは、14年前に625平方フィート【訳注:210平方メートル】の家に引越してきた。それ以来、もっとエネルギー効率の良い家を作ろうとずっと活動している。住まいは、今や、新しい断熱材、暴風窓、高効率家電やアウトドアシャワーを備えている。必要電力については、二人は"Blue Sky"パワーを購入した。地域の電気事業者から選べる選択肢で、大型、小型の風力と太陽光発電の設置を支持している。

 

CharlynMarkは、3Rを確実に正しい順序で守ってきて、再利用やリサイクルの前に、減らす必要性を強調している。

 

二人は、小さな家をツアーの為に解放している。ツアーには、オーガニック菜園や鶏小屋の地域ツアーや「エコホーム」の自転車ツアーなどがある。Charlynが言うように「農的暮らしをするのに、田舎に済まなくたっていいと示している。もっと持続可能的で、小さな暮らしを都会のなかで送れる!」CharlynMarkのブログ「21st Street Urban Homestead21番通り都会の農的暮らし)」でもっと読める。