クリーミーなかぶのスープに、うずまき模様に描いた葉のペーストと赤唐辛子のフレークをトッピング。クリスマスムードを演出して。

　このシンプルな寒い季節のスープは温めて出すのが一番。でも、次の日に冷めたまま食べても十分美味しい。じゃがいもならぬかぶで作った冬のビシソワーズのよう。やさしい味わいの日本品種のかぶは、香りも穏やかなのが身上。たまねぎ、カルダモン、ほどほどの辛さの唐辛子フレークで味をのせて。生で食べるには大きくなりすぎたかぶを食べるのにぴったりのレシピだ。

　かぶを温室や冷床【寒さから保護するためにビニールなどで覆い太陽熱で保温する植床】から採ってくるとき、葉も一緒に持ってこよう。煮立たせないようにゆでて、スープと一緒にミキサーなどでピュレすれば、淡い緑のスープができる。ここではクリスマスシーズンに合わせて、裏ごしした葉と唐辛子フレークでスープの上を飾ってみた。 

 

材料：

・粗く刻んだ玉ねぎ　・・・　1カップ

・バター　・・・　大さじ1

・粉カルダモン　・・・　小さじ1

・塩　・・・　小さじ1/2

・鶏スープ（できれば自家製）　・・・　2カップ

・水（半分ずつに分けておく）　・・・　1カップ

・日本品種のかぶ　・・・　約900グラム

・泡立てた生クリーム　・・・　1/2カップ

・粗く刻んだかぶの葉　・・・　1カップ（すき間なく詰めたもの）

・唐辛子フレーク（できれば明るい赤色、中辛のもの）　　大さじ1

 

作り方：

1．大きめの鍋かダッチオーブンにバターをひき、玉ねぎをカルダモン・塩と一緒に柔らかくなるまで5分ほど炒める。茶色に色づかせないよう注意すること。炒めたら、鶏スープと水1/2カップを入れて沸騰させる。かぶを入れて蓋をし、中火から弱火で15分ほど煮立たせないように火にかける。かぶを刺して柔らかくなったら火を止める。かぶを取り出し、ミキサー、フードプロセッサー、ミルまたはハンドミキサーでピュレする。かぶを鍋に戻して、生クリームを加える。

2．かぶを火にかけている間に、かぶの葉と水1/2カップを小さな鍋に入れる。蓋をしないで5分間煮立たせないようにゆでるか、葉が柔らかくなり、鍋の水が蒸発してくる位までゆでる。葉をミキサーなどにかけてピュレしたら、鍋に戻す。スープの上に浮かばせられる位のとろみにする。水っぽくならないように注意すること。必要なら1、2分弱火にかけて水分をとばす。

3．食卓に出すときは、スープをとろ火で温め直し、それぞれのスープ皿に注ぐ。小さなピッチャーか大きいスプーンを使って、ピュレした葉をスープの上に点に落としていく。小さなナイフの先で、渦巻きを描くように点と点をつなき、緑の枝のようなきれいな模様をつくる。唐辛子フレークを散らしたら、さあ召し上がれ。

 

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マザーアースニューズ

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Creamy Turnip Soup Recipe

By Barbara Damrosch

December 2015/January 2016