Bullitt Center(ブリットセンター):シアトルで成功した太陽エネルギープロジェクト

サンパワー太陽電池アレイとその他エコ建築設計上を選択したおかげで、ブリットセンターは、米国で最もエネルギー効率の高いオフィスビル - 曇りがちな太平洋岸北西部の立地を考えるとかなり偉業。

ブリットセンター(ワシントン州シアトル)の最先端のオフィスビルは、曇りがちな立地ながら、太陽の大きな可能性のモデルケースとなっている。

曇りがちな米国の北西の端にある、ブリットセンターは、太陽光発電と持続可能な建物が成し得ることについての人々の考え方を変えている。 「世界で最も環境に配慮した商業ビル 」と呼ばれるプロジェクトが、商業用不動産の設計、建設、運用法に影響を与えるために創られた。

 2012年建設、52,000平方フィート、複合テナントオフィスビルで、年間エネルギー需要をまかなう、242kWの太陽光発電(PV)アレイを備えている。ましてインパクトがあるのは、シアトルという、曇天、雨の日、太陽光がまばらで知られている都市にある建物だから。

エネルギー使用原単位(EUI)は、単位面積あたりの年間使用エネルギー量を記述するために使用される一般的なグリーンビルディング測定。ブリットセンターのエネルギー予算で設計の全ての側面を形にしながら — 平方フィートあたり年間16 kBtuという予想EUIに対して — 現実には、予想を全て上まっている。 2014年には、ブリットセンターは、シアトルのオフィスビル平均から90パーセント少ない9.4EUIを達成し、使用量よりも60%多く電力を生産した。テナント占有率がまだ増加している時期だった(今は賃貸100%)ため、所有者はブリットセンターは一般的に12EUIでの運営を期待。これは、米国内の中央値67EUIから大差をつけてエネルギー効率が最高のオフィスビルということになる。

 14,000平方フィートのPVアレイは、購入の時点で入手可能な最も効率的であった575枚のサンパワーパネルを備えている。ソーラーパネルが期待通りに動作しているなかで、建物自体は予想を超える性能を出している。 非常に多くのシステムが建物の中に最適化されている(地熱による循環水式の冷暖房システムから外部自動ブラインド式の超高効率ウィンドウまで)ため、テナントがつなげる負荷(つまり、コンセントに差し込んで使用されるエネルギーの総和を意味する)は、エネルギー性能にとって重要な変数。幸いなことに、入居者は、プロジェクトの目標を採用しており、成功のための推奨エネルギー予算内で快適に作業することができた。

 ブリットセンターは曇りがちなシアトルで、正味プラスのエネルギーオフィスビルとして運営されていて、疑問を抱く人もいる。 「フェニックスはどうなの?」と。米国内の他の全ての主要都市についても実質的に同じことを求めている。ブリットセンターの詳細については、オンラインでこちらをご参照

 

持続可能な社会のはじまり

マザーアースニューズ

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The Bullitt Center: A Successful Solar Energy Project in Seattle

By Brad Kahn 

October/November 2015