風味豊かなリンゴジュースを製造するには、搾られたリンゴが糖、酸味、タンニンと香りをバランスよく含んでないといけない。完璧にこなせる単一種は数少ないが、混合すると個々のどんな弱点も釣り合いがとれる。果樹栽培者としての10年間に出くわした最も良いジュース用リンゴの中で6個の大のお気に入りがある。それぞれ、ジュース作りに理想的な実証済みの長所があり、みんな喜ぶデザート用リンゴとして二役目も務める。これらのジュース用リンゴは、自分の土地で育てられるし、または地方の市場や果樹園で探し出せる。
リンゴジュースに最良なリンゴ
1. 「アーカンソーブラック」は生食、料理とリンゴジュース作りに適する。この19世紀の品種は岩のように固い実がなる。。。これは貯蔵に優れた特質。黄色い果肉は硬くシャリシャリしていて、2、3か月貯蔵した後には特有の香りが増す。「アーカンソーブラック」は、ほとんどの主な病気に抵抗力があるが、リンゴ黒星病と火傷病には弱い。
2. 私のトップ6の中で最新の品種「ゴールドラッシュ (Goldrush)」は、本職のリンゴジュース製造者のお気に入りのデザートリンゴとなっている。1972年にパデュー大学で開発された「ゴールドラッシュ」は、甘酸っぱい香りがあり長持ちする。果肉は酸味と糖が強く、貯蔵で高まる豊かでスパイシーな香りを持つ。「ゴールドラッシュ」の木は、ヒマラヤスギ・リンゴさび病 (Cedar Apple Rust) にかかり易いが、うどんこ病とリンゴ黒星病には高い抵抗力がある。
3. 「クライムズゴールデン (Grimes Golden)」は、「ゴールデンデリシャス」の片親だと信じられている。18.8パーセントの高い糖含有でブランディーとリンゴジュース作りに人気があり、「クライムズゴールデン」果汁は発酵してアルコール度9パーセントのリンゴ酒になる。シャリシャリした果肉はスパイシーで甘い香りがする。「クライムズゴールデン」は、薄く切って油で揚げるかアップルバターを作っても美味しい。貯蔵特性は並程度で、ありふれたリンゴの病気にそこそこかかり易い(特に首輪腐敗)が、火傷病とヒマラヤスギ・リンゴさび病には多少抵抗力がある。。。
おまけ:その他の価値ある、歴史的に証明されたジュース用リンゴの品種は、「ボールドウィン」「ベン・デイビス(倭錦:Ben Davis)」「ブラック・トゥィッグ (Black Twig)」「エンパイア」「ハニークリスプ」「ジョナサン(紅玉)」「ニュータウン・ピピン(別名Albemarle:翠玉)」「ノーザン・スパイ」「レイザー・ラシット (Razor Russet)」「スモークハウス (Smokehouse)」「ステイマン」「バージニア・クラブ(別名ヒューズ・クラブ)」「ウィクソン・クラブ (Wickson Crab)」「イェーツ (Yates)」だ。
通信販売のジュース用リンゴの木
• Fedco Seeds
• Greenmantle Nursery
• Trees of Antiquity
• Vintage Virginia Apples
Cider Presses
リンゴジュース搾り機
• Happy Valley Ranch
• Meadow Creature
• Whizbang Cider
• Lehman's
• Pleasant Hill Grain
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「リンゴ教授」として知られるトム・バーフォード (Tom Burford) は、在来種のリンゴに関する知識の種を植えるのに専念している。受賞した彼の著書「Apples of North America」をお求めあれ。
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By Tom Burford
August/September 2015
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