今号では、3つのトピック(トマト栽培、菜園の種選定、工業的食肉の批評)を必見の新しいメガネを通して吟味する。
1. 「早い時期にトマトを育てる専門家のヒケツ」(38ページ)では、バーバラ・プレサント(Barbara Pleasant)が超早期収穫のために真っ先に選べる豊富なトマトの品種を明らかにし、育苗の方法と予定を1ヶ月以上前倒しして収穫を楽しむ方法を説明する。
トマトの広範な世界を探求するのに役立てられる様に、新しいTomato Chooserアプリを高らかに告知したい。このアプリでは、333品種をまとめていて、色、サイズ、食べ頃、耐病性などで選べる様 になっている。www.MotherEarthNews.com/Tomato-Chooser をご参照。
トマトの品種でさえ、つるから採り室内で熟す特殊なものがあるのを知ってました?こういうタイプを霜が降りる前に摘み、その後冬になっても存分に楽しめる。さあ考えてみて。もしあなたが通常の夏の品種を補うのに、プレサントの記事から超早期の品種いくつかとTomato Chooser から冬保存の品種を使うとしたら、新鮮な自家栽培のトマトの時期を何ヶ月か伸ばせる。
2. 2015年に何を育てるべきか話すため、今号では、25ページに菜園の種(種苗カタログを詠込む際に役立つ情報)に関するマーガレット・ローチ(Margaret Roach)のレポートがある。何それ?たいがいホームセンターで棚から種を掴むだけだと言いたいって?種苗カタログで探求するゆったりとした冬の週末を数回過ごさないと、菜園の楽しみの一部を逸していることになる(しかも一流のカタログを読むことでとても多くを学べるのに)。ローチは有機菜園に最良な種を生産している業者を見つける方法を説明し、なぜ(在来種などの)ヘアルーム種が必ずしも一番の選択肢で無いことも語っている。
3. また今号では、ベテランレポーターのクリス・レオナルド(Chris Leonard)が、いかにTysonの工業的チキン帝国が機能しているか明らかにしている。私たちの多くは、工業的農場で育てることに関わる多様な懸念について意識しているが、読者のみなさんが認識していないだろうことは、どれほどの痛みを、この「垂直統合」の食肉と卵の生産システムが田舎のコミュニティーに押付けているかということだ。52ページの「工業農場肉の新たな重い負担:小さな町の終焉」で、レオナルドは、なぜ多くの強力な企業が、食肉支配による社会的コストが公にならないままであることを好んでいるのか説明している。これらの企業がいかに力をふるっているか、まさに学んだのは、レオナルドのレポートに伴う写真を探そうとした時だ。この種のリクエストは日常業務として処理されるものであるのに、アーカンソー(Tysonの強力な牙城)では、最大の新聞社が私たちの写真リクエストを拒んだのだ。驚いたことに、Tysonの影響力で、新聞社のファイルへのアクセスが遮断されたようで、私たちはフリーランスの写真家にコンタクトした。彼女は写真の使用に同意したものの、彼女の名を公開しないという場合に限るということだった。
信じがたい。Tysonの影響力は非常に浸透していて、同社の施設の写真を入手することさえ困難。食肉支配に対処する最良策は、出来れば自分自身で生産するか、地域や独立した生産者から買うことだ。それから、レオナルドのレポートを友人にシェアしよう。人々が工業的食肉を拒否すればするほど、より食料システムへの要求が強くなる。
ー マザー
A New Tool for Choosing Tomato Varieties, Savvy Seed Advice and Meat Monopolies
An editorial from MOTHER EARTH NEWS
December 2014/January 2015
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