「オーガニック認証」ラベルを理解する|専門家に聞く

食品ラベルのオーガニック認証は何を意味しますか?

 

「オーガニック認証」ラベルは、本質的に、消費者保護法です。合衆国農務省(USDA)の保証で、購入したものが規格に準拠して生産加工されたことを示します。同省の全米オーガニック・プログラム(NOP)の規格:野菜と果物は、食品照射、下水汚泥化学合成肥料を使用して育てられておらず、殺虫剤や遺伝子組み換え物質(GMO)が禁止されていること;家畜は抗生剤や成長ホルモンを使用せず100%有機飼料で、いくらかでも屋外に出られる状況で育てられていること;複数の成分で加工処理する食品では最低95%以上オーガニック認証成分を含むこと。

  オーガニック認証ラベルは、条例で保証されています。条例はUSDA全米オーガニック規格委員会National Organic Standards Board)、消費者諮問委員会(advisory committee of consumers)、環境活動家、農家、科学者が作ったものです。委員会の役割として、「許可および禁止物の全米リスト(National List of Allowed and Prohibited Substances」に関してUSDAへ助言します。ただ、目指す方向は、農業の実体や慣習が「公正」か「反則プレー」かを規定するオーガニックの審判に留まりません。委員会はまた、持続可能な農作業について提案もしています。提案がUSDAに承認されると、オーガニック認証を求める農家はそのような手法に従っていることを示すよう法律により求められます。

オーガニック認証を得るには、申請者は、運用について第三者認証機関から検閲を受けなければなりません。検閲プロセスに含まれるのは毎年の検査で、検査官は化学残留物の試験のために土壌、水、植物、動物の組織を要求できます。生産者はまた、数百から何千ドルかの認証料を支払わなければなりません。生産者によっては、経済コストとオーガニック認証ラベルを得るまでの厳格な手順に、尻込みしています。それ故、法律で小規模運営用の認可があります。年間5,000ドル以下のオーガニック産物を販売する生産者は、生産物をオーガニック(ただしオーガニック認証ではない)と呼んでも良い。認証プロセスを経ずとも、他の規制に準拠することを示すことが条件。(認証要件の詳細は、http://goo.gl/Z56LMP)。USDAの許可を得ないで生産物にオーガニック認証をラベル付けるのは違法で、訴訟と罰金につながります。

USDAの決定の中には、オーガニック監視団体(The Cornucopia Institutewww.Cornucopia.orgなど)から批判されてきたものもありますが、有機食品のラベル化は相当進んできました。全米オーガニック規格20114月に施行される以前は、オーガニックと表示された食品が実際に持続可能で環境に良い手法で生産されたかどうか消費者が知る方法はありませんでした。今日では、有害な農薬、ひどい肥料、持続可能でない(時には非人道的な)仕組みを使わずに農家が食品を生産したことを知ることができます。年々増加する売上が示すように、増々多くの消費者がオーガニック認証品を好んで食べています。 

 

Understanding the ‘Certified Organic’ Label

2/14/2014 4:04:00 PM

By Vicki Mattern