キーラー・コンポスト(悪玉堆肥)の最新情報|除草剤被害

ナスの曲がった葉。農薬被害を物語るサイン。
Photo By David Goodman

キラー・コンポスト(悪玉堆肥)のアップデート

除草剤被害は未だ大問題

 

私たちは、米国環境保護局(EPA)に、影響が強く、永続残留する除草剤を禁止するように要請する必要がある。この除草剤は商用堆肥と肥料供給源を汚染する。

 10年以上にわたって、菜園と農場は被害を受け続けている。永続残留する除草剤で汚染されたコンポストや根覆いからの被害を。これらの強力な化学品は、芝生、牧草、干し草や路傍に用いられ、たとえ雑草や干し草のクズが堆肥化されていても高い毒性を維持する。家畜が、処置された牧草や干し草を食むと、これらの除草剤は堆肥化された糞の中でさえ効力をもったままになる。私たちは、この繰り返される問題を「キラーコンポスト」と名付けている(この除草剤汚染に関するある読者の報告は10ページを参照)。

 20126月に、ヴァーモント州ウィリストンにある Green Mountain Compost の従業員が、菜園家からの報告に対応し始めた。除草剤被害の疑いで、同施設から購入した堆肥の使用後からという報告だ。堆肥の初期試験で、2つの除草剤の存在が判明した。Picloram Clopyralid で、堆肥に残留することで知られている。Mountain Compost は、現在 Chittenden Solid Waste District(CSWD) の管轄下にあるが、即時、袋詰と一括買いの堆肥の販売を一時停止して、汚染の出所を探し始めた。また、被害を報告していた顧客と賠償の調整を始めた。Picloram Clopyralid は、Dow AgroSciences が製造するもので、芝生の上の葉の広い雑草を抑制する。両化学成分は、ヴァーモント州で使用制限中だ(Picloram は、認定塗布業者の使用に限られている)。ヴァーモント州の農業局によれば、同州で、堆肥の材料となり得るものに、Picloram を使用した報告は一切なかったとのこと。

 

陰謀が濃厚に

 では、どうやって、これらの化学品が堆肥に入るようになったのだろうか?20128月の初めに、CSWD は、地域の馬牧場を特定し、汚染源と認めた。そして、手紙を送り、今後一切、彼らの肥料を堆肥化しかねる旨を伝えた。。。

 

 

和訳全文は、4月発行の創刊3号和訳Vol.2にて、ご利用になれます。

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Killer Compost Update: Herbicide Damage Still a Major Problem
By Dan SullivanFebruary/March 2013