悪玉堆肥は破壊をやめない「わたしは完全に打ちのめされた」
2011年の秋、地元の酪農家からいつもの2倍の牛糞堆肥を買い取った。私は、新しい花壇の苗床、果物の若木やブラックベリーの周りにコツコツとそれをまいた。そうしたところ、ブラックベリーの葉が少し丸まり始めたのに気づいたが、大して気にかけなかった。
ところが春になると、花壇に植えたはずの植物のほとんどが、奇妙な育ち方をしていたのだ - かりにそれが成長していたとしても。
私は困り果てた末、植物のすべてが問題を抱えているなかで、その堆肥だけが何一つ変わらなかったことに気づいた。友人のJoに電話すると、同じ堆肥を一部に使ったので、彼女もまた作物にダメージを受けていた。
「肥料」「成長の歪み」「葉が丸くなる」とGoogle検索してようやく発見したのは、有機土壌改良のつもりだったがアミノピラリドとして知られる難分解性の除草剤に汚染されていたということだ。
この薬品は、エコな大量破棄兵器であり、製造業者のDow AgroSciencesに感謝すべきで、農業関連事業所の多くも、トゲのあるアマランスや他の広葉雑草を処理するためにそれを推奨している。野原に噴霧された後に家畜が草をはむのはおそらく安全だろう。でも、食され、消化され、排泄され、堆肥化された後、何年経ってもアミノピラリドは依然として植物を破壊するだろう。
完全に参った。わたしの土地は汚染され、約1000ドル相当の多年性植物や野菜が台無しになった。しかも、毒入り肥料はいまだにわたしの庭にどっさり積んである。牧畜業者はわたしが牛糞に支払った60ドルを返金してくれた。また、今年の夏、確かにアミノピラリド入りの除草剤「Grazon」を自分の牧草地にまいたことも認めた。彼は、その成分が牛の体を通り抜けて、糞をだめにするだろうとは考えなかった。でも今はそれが分かる。わたしは、耳を貸してくれる人には誰にでも伝えている。警戒しなさい、と。もはや安全なものなどないに等しく、巨大農業界に関わりがあるとなればなおさらだ。
David Goodma
フロリダ州オカラ
自家製の作物は毒入り?
私はちょうど、2011年4・5月号に掲載された悪玉堆肥の記事(Keep Your Garden Safe From Killer Compost【悪玉堆肥から庭を守れ】)を再読していて、これと似たような不安があるのはなぜだろうと思い始めた。うちでは豚と鶏を飼育しており、地元のスーパーから仕入れた廃棄用作物を(遺伝子組み換えでない)穀物に混ぜて、えさを補充することがよくある。
私の疑問はこうだ。もし有害な化学物質が堆肥の中で何年も生き続けられるとすると、食品に使われる除草剤にも、同様の危険性があるのではないだろうか。言い換えれば、家畜に食べさせるために実際に与えている非有機作物は、動物の糞を通して、牧草地に毒性反応を引き起こしているのではないか。さらにもし、近隣地域のほかの家から落ち葉を集めて自家製の堆肥を作れば、「毒入りの」物質をその堆肥中に取り入れることになる恐れがあるのではないか。
他で探すのが難しい情報源をありがとう。
Sue Freesen
バージニア州スタントン
読者のみなさん、この継続中の問題についての詳細は、Killer Compost Update: Herbicide Damage Still a Major Problem【悪玉堆肥の最新記事:除草剤による損害はいまだに大問題】をご覧下さい。Sueの疑問、報告した残留除草剤の問題以外に対して、非有機的作物を食べて育った家畜の糞で作った土や、落ち葉入りの堆肥から作った土への危険は分かっていません。 - マザー・アース・ニューズ
Dear MOTHER: February/March 2013
Letters from our readersFebruary/March 2013
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